2025.10.16
このたび、当社が関わらせていただいた、小さな木地屋さん再生プロジェクト(能登地震・被災からの「工藝的復興」活動)が2025年度グッドデザイン賞を受賞しました。
グッドデザイン賞とは
グッドデザイン賞は、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨のしくみです。
60年以上にわたり「Gマーク」とともに広く親しまれながら、デザインによって、暮らしや社会をよりよくしていくための活動をしています。
小さな木地屋さん再生プロジェクト
2024年1月1日に発生した震災により、71年もの間、輪島塗の木地作りを続けれ来られた池下満雄の工房が倒壊しました。
工房を再建するために立ち上がったのが、長年、池下さんの作った木地に漆を塗ってきた塗師の赤木明登さん。
ご縁があって、ミナモト建築工房も原田棟梁や社長の青江をはじめとし、再生プロジェクトの一員として参加しました。
審査員によるコメント
被災直後の重機が使えない中で、建築家·構造家·大工らが連帯し知恵を出し合い、自らの手で工房を建て起こし、発災約3カ月で再稼働に導いた。
輪島復興の道のりの中で、誰かの助けを借りるのではなく、自力再建のこのプロセスが、被災地の人々や職人らにとって、絶望のなかの強い希望となったであろうとともに、被災した建物が公費解体→更地→新築というルートしか取れず、街並みや文化が途絶え兼ねない危機的な現状の制度に対する大きな問題提起にもなっている。
輪島塗の伝統技術、街並みを未来へ繋ぐ創造的復興として、実現に至った構想力と決断力、実行力に敬意を表したい。
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