2025.11.5

このたび、当社が関わらせていただいた、小さな木地屋さん再生プロジェクト(能登地震・被災からの「工藝的復興」活動)が第5回和文化グランプリの「グランプリ」を受賞しました。
2024年1月1日に発生した震災により、71年もの間、輪島塗の木地作りを続けれ来られた池下満雄の工房が倒壊しました。
工房を再建するために立ち上がったのが、長年、池下さんの作った木地に漆を塗ってきた塗師の赤木明登さん。
ご縁があって、ミナモト建築工房も原田棟梁や社長の青江をはじめとし、再生プロジェクトの一員として参加しました。

日本和文化グランプリとは
日本和文化グランプリは、一般社団法人日本和文化振興プロジェクトが主催する、和文化に携わる国内の企業・団体・個人を対象に、日本が誇る優れた作品を顕彰するアワードイベント。
伝統や文化は未だに日常の生活から遠い存在にあり、需要低下を起因とする担い手不足が深刻な問題としてあるなか、日本の文化をより日常的に触れたり感じ、次世代に繋げることを目的としています。
再生プロジェクトの背景
地震による倒壊・廃業、街並み消失への危惧の中、唯一無二の風景と和文化(=工藝)を途絶えさせるわけにはいかないと考えた輪島の塗師の呼びかけのもと、全壊した輪島で最高齢の木地師の工房建築を、専門家有志の知恵と人力・手仕事の結集によって、驚くべきスピードで復旧・再生させた、輪島の「工藝的復興」の第一歩です。


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