能登半島地震発災から約3ヶ月後
私たちは、一つの小さな工房を復元、耐震改修を終えお引き渡しいたしました。
倒壊し建物の復元という無理難題に挑戦してくれた原田棟梁には本当に感謝です。
今回の現場で、「職人」の仕事が町の文化を作っている瞬間を目の当たりにしました。
引き渡した工房には86歳の木地師(輪島漆器の木工職人)が再び二時避難所から輪島市に帰ってきます。
その木地を塗師、赤木明登さんが仕上げる。
暮らしの中の生業(なりわい)から受け継がれてきた輪島塗という工藝や風景が再びここから動き出し、新たな礎となることでしょう。
小さな木地屋さん再生プロジェクトではたくさんの「気づき」がありました。
プロジェクトはこれからも続きます。
今、私たちにできること。
引き続き応援していきたいと思います。