これからの暮らし、豊かな自然とご縁に囲まれて充実した毎日を過ごしたい
インタビュー参加者
Kさん、Cさん、Oさん、Tさん、Kさん、永野(ミナモト建築工房)、インターン生(ミナモト建築工房)
HIRATA
中庭のあるまち
平田
「子育て環境」「自然環境」「ご近所づきあい」をキーワードに、これから住まう人たちの思いを汲んで、ひとつのまちをつくろう。そんな新しいカタチの家づくりを目指して、住まう人と専門家が「マチづくり座談会」を開き、一緒につくっていった『中庭のあるまち 平田』。
1邸目をお引渡しさせていただいたのが2016年。それから1邸1邸建ち並び、8軒の家(内一軒は現在料理教室)と1つの歯医者さんが大きな中庭を囲み共有するまちになりました。
8年経って、お引渡しからの暮らしについてインタビューしてきました!
Q1 :ミナモトで建てた理由を教えてください。
Kさん:ミナモトの、他社さんとは違った家づくりのコンセプトに惹かれて「終の棲家」としてのお家を建てることにしました。特に、この分譲地は「中庭のあるまち」という、ちょっと特殊なコンセプトが打ち出されていたので。パンフレットを見て、飛び込みで話を聞きに行きました。実際、担当してくださった山谷さんにはお世話になり、コンセプト通りの生活ができています。
Cさん:子どもの知り合いつながりで知ったこの分譲地。我が家は残り区画が少ない状態で決めたので、座談会で話し合われたコンセプトやルールなどは決まっていましたが、担当の綱島さんとの打合せの中で、こちらがしたいこと、こだわりたいことに対して、良くも悪くも、ここはこうした方がいいとか設計士プロとしてきちんとアドバイスをくれたことが良かったと思います。
Cさん:うちは小学校に入るタイミングで家を~と思っていたので、土地、場所、学区ありきで選びました。子どもの幼稚園の知り合い繋がりというのも大きいです。初めはこのコンセプトって理想的だし住んでみたいなと思ってたところ、実際に住んでみてほんとによかったなと思っています。
Tさん:そうですね。しっかりとコンセプトを打ち出して、座談会を開催し、暮らし方やルールを話し合ったり、暮らす前から周りがどんな人たちなのかを知ることができ、一緒に作り上げていくというのが、ミナモトならでは思います。「長屋」のイメージでみんなで作っていく。時間はかかりますし、なかなかできないですよね。
▼プロジェクトスタート時の山陽新聞の記事
Q2:暮らしてみて、よかったことを教えてください。また悪かったことも教えてください。
KさんCさん他:やっぱり中庭あることですね。これだけの広さの中庭は人家族の一軒家ではなかなか難しいですからね。窓から広い中庭と緑が見える、とてもいいです。
Cさん:デザインコードが決まっていることで統一感は出てとても素敵にまとまったと思います。が一方で、自由度の制約もある程度はあるものですよね。
Tさん:ミナモトのお施主さんだけの分譲地(建築条件付き)なので、窓の位置等、お隣さんとの家の関係は様々な面で配慮されていて、音やプライベート空間の点で不安はありません。
Tさん:中庭をまん中に囲んで全ての家が建っているため、またちょうど9区画というちょうど良い世帯数で、ゆるやかなコミュニティとしていい関係性が保たれています。
Tさん:広い中庭を囲うように家が建てられているので、近隣から見ると、少し閉鎖的(独立して)に見えてしまうのでは…と思ったりします。ゴミステーションもこの団地用にありますし。
KさんTさん:中庭が広いので、芝のメンテナンスは大変ですよ。楽しいからやっていますが(笑)
▼芝生や枕木を敷くのもみんなで力を合わせて作業しました!
Q3:プライバシーの面ではいかがでしょうか。
Tさん:座談会で話し合ったためお互いの顔が知れているため、安心ですね。プライベートにはあまり入り込まず、ゆるい繋がりでいられる関係性は、出来上がる前から一緒に作ってきたものがあるからかと思います。
Tさん:中庭が広いため、プライバシーに関しては気になりません。逆に一般的な一戸建ての方が隣の家距離が近いと感じる気がします。
▼座談会やポットラック(持ち寄りパーティー)などを通じて入居前に交流をしました
Q4:中庭の手入れはどのようにされていますか。
Tさん:Kさんが現在中心となって芝生の手入れをしてくれています。広かったり暑かったりと大変ですからね、感謝しています。
Tさん:Tさんも以前は中心に手入れをしてくれていて、お二人がいるからこそ年中きれいで整備された状態が保たれています。本当にありがたいです。
Cさん:平田107のグループLINEがあるため、年2回ほどみんなで呼びかけてすることがあります。芝用の肥料やりの時期だったり、エアレーションの時期だったり。
▼中庭のお手入れをしているようす
Q5:中庭があることでよいことが多いと思いますが、何か逆に困ったことなどありますか?
特にないですが…しいて言うなら…
Kさん:昔はよその子が中庭で遊んでいたりもしました(笑)。公園のような感覚で遊びに来ていたのかもしれませんね。懐かしいです。
Tさん:子どもが小さい頃は、誰かが中庭で遊んでいる間は、なかなか家に戻らなかったり…これも懐かしいです。
Tさん:当初は中庭使い方ルールを決めようかという話もありました(ボールの使用はいいかなど)。でも、結局ルールは決めていたら暮らしづらくなるためルールというルールは決めずに行く方向で進みました。問題になった時に決めようという考えで進むことのできる家族が集まっているから、やりやすいです。
Tさん:芝生のメンテナンスは大変ですね(笑)
▼お引き渡しして間もない頃のようす
▼現在のようす
Q6:中庭のあるおうち、緑のあるおうちで暮らす事でのお子様の変化はありますか?
Kさん:子育て中の家庭が多いため、子ども同士の交流が自然発生することがいいですね。あと、コロナ禍で不要不急の外出を避けなければならない時期も、中庭で遊ぶことができ、子どもたちにとってはとても良かったのではないかと思っています。
Cさん:子どももここがいいと言ってくれています。
▼中庭に面した場所に土間を設けたKさん邸&玄関から中庭を一望できるTさん邸。
▼季節ごとに移ろう自然に囲まれています
Q7:緑のある暮らしはいかがですか?
Kさん:空気がきれいで野鳥などたくさん来るんですよ。とても豊かな暮らしができています。
Tさん:芝や木の手入れは大変ですが、共用の庭、みんなの庭だからこそのやりがいがあります。
Cさん:窓からは中庭、緑が見えて、なんだか落ち着く、この環境は本当にいいと思います。
Tさん:「アクラ」の木は、もともとこの地に植わっていたものを境界の位置に移植しました。このように、あるもの(自然)を活かすを活かすというのとても本質的だと思います。他、桜とどんぐりの木はみんなで決めて。春になると桜のお花見ができますよ。
Q8:家族構成、子供の成長に伴って変化していくもの、また今後設置したいものなどはありますか?
Kさん:孫のために砂場を設置したのですが、孫も大きくなり使わなくなったため、何か活用できないかと花壇にしてみました。
全員:芝の手入れを楽にするための道具が何かあれば考えたいですね。
Cさん、Kさん:子どもたちが小さい頃は中庭でみんなでキャンプや夏祭りをしたこともありますが、子ども達が成長することで、庭の使い方が変わってきた気がします。今後は子どもたちが巣立った後の老後の暮らしも視野に入れていきたいですね。例えば「バーカウンター」とか「親父の飲める場所」とか「菜園」とか…
Q9:最後にこれからおうちを考える人たちへ一言を
Tさん、Cさん:住まい手が集まって決めていく手法を取ったこの住宅団地は、丁寧にすればするほど時間もかかり、なかなか他社でできることではない、ミナモトならではの住宅地になっていると思います。「普通に暮らしたい。」人ではなく、「ちょっとコンセプトにひっかる」人が集まってできた住宅団地だからこそ、心地よい繋がりでそれぞれの豊かな暮らしができているのだと思います。
Tさん:一軒家を建てるリスクって、隣の人が誰なのかが大きかったりする、そこを座談会という形で事前に顔の見える関係を作っておくことで、そのリスクを解消(軽減)できる、そんな事自体なかなかないこと。ミナモトの良さかもしれません。
Tさん、Kさん:お庭が広ければ広いほど維持管理が大変になる。それも考慮しながら、お庭の広さも考えていけば理想的な家づくりにつながると思います。
▼プロジェクトスタートからのようすはこちら
https://www.facebook.com/hirata107/
「中庭のあるまち 平田」には、素敵な歯医者さんと料理教室もあります。 ◎ネストデンタルクリニック⇒https://nestdental.jp/ ◎クッキング・ラボ・ディレット⇒https://cl-diletto.com/