前回のブログでご紹介した「漂流岡山」さん。
倉庫の中の事務所を改築工事させて頂いたのですが、
昭和初期の長屋のイメージで・・・というご要望でした!
窓枠や引き戸は、漂流岡山の阿部さんが何年もかけて一つずつ集められたアンティークで、
建築会社でも手に入らない貴重な逸品ばかり。
「マルフク」の看板も社長の阿部さんがネットオークションで買われたもの。
そういえば、昔はよく見たな・・・。
担当した亀谷も、阿部さんの情熱に応えるべく試行錯誤を重ね、
大工さんと細かな打ち合わせをしながら、それらをひとつずつ組み合わせていきました。
今の製品のように形が整っていないものもあるので、少しずつ調整しながらの作業となり、
職人の腕が鳴る現場だったようす^^
タイムスリップしたよう・・・
外観とはまた違い、事務所内はノスタルジックとモダンが融合したようなインテリアに。
ひとつひとつ海外で買い付けたりと、家具にも歴史や愛着が感じられます。
昔の家具は、取っ手や脚のしつらいがとても繊細で
今ではこういったものを目にする機会も少ないので、
なんだかありがたい気持ちになりました。
つくられた国も年代もバラバラものなのに、「木」という素材がそうさせるのか、
不思議な統一感で、部屋に馴染んでいるんですよね・・・。
こんな素敵な事務所で働けるなんてうらやましいです!
倉庫の2階なので、一般の方の目に触れることがないのが
もったいないくらいの味わい深い事務所になりました。