今年も1年

病気をすることもなく

台風の被害にも遭わず

無事、収穫することができました。

農薬、化学肥料を使わずあるがままに育てた朝日米。

今年は、純米酒にも挑戦してみようと

ご縁のあったある酒蔵に相談中です。

お施主様へのお祝いの酒として、上手く仕込めますように。

間もなく上棟式

1,000年以上続く家づくりのお祭り

山の木を１本伐るところから家づくりは始まります。

そんな、自然を使わせていただいていることに感謝を抱きます。

1,000年以上もの間職人たちに受け継がれ、日本の木造は進化しています。

そんな、職人たちの匠の技に敬意を払います。

そして施主ご家族が、これからこの新天地で健やかに成長されていくことを

今日、お祭りに集まった皆さんと思いを馳せ、共に祈りたいと思います。

建築は、祝い事。

大切な日本の文化。

本日はおめでとうございます。

木造の可能性を探しに熊本へ行ってきました。

古くから日本の住宅は木造が最も風土に適い、

持続可能な工法として歴史を作ってきました。

しかし、非住宅で規模が大きくなってくると鉄骨や鉄筋コンクリート造が市場のほぼ全てを占めていました。

時代は変わり、今改めて木造の可能性が注目を浴びています。

なぜかというと、

日本の７割を占める森林が地域資源として見直されてきたこと。

その性質が、CO2を吸収し固定してくれること。

加工が容易なこと

技術が進歩し、構造的デメリットが解消されてきたことなど。

現在は大断面集成材やCLTなど様々な加工技術が流通するようになりました。

それに加え、

弊社のお施主様であるお二人、構造設計者の木下洋介さん、建築家の竹下和宏さんに教えて頂き「BP材」というものがあることを知りました。

それは、

林業の方にとっては一般的な柱材程度の材料を卸すことができ、

製造業の方にとっては、小規模の設備投資で製造することができ、

設計者や施主様にとっては、無垢の風合いを楽しみながら、地域の経済や環境に貢献することができる仕組みでした。

大企業に頼らずとも、小さな事業者たちが力を合わせて、大きな建築を建てることができます。

WIN-WIN-WIN-WIN。

戦後植林した樹々はあれから50〜60年が経ち伐り旬（伐期）を迎えています。使うことでまた、次の世代への植林へ。まさに持続可能な仕組みです。

竹下和宏建築設計事務所　https://kazuhiroarch.com/

木下洋介構造計画　http://www.kinoshita-se.net/