parc(パルク)
RSKバラ園内にあった築約50年の建物を改修してカフェに。
元々の建物設計は、倉敷アイビースクエアなどを設計された浦辺鎮太郎さん。浦辺氏への回帰と敬意を込めた意匠で、重名秀紀さん〈studio juna〉の手により生まれ変わりました。ミナモト建築工房は施工でお手伝い。
時を経て建築家の思いがつながる感慨深い空間でありながら、お散歩がてら気軽に立ち寄って一息つける素敵なカフェです。
ぜひ足を運んでみてくださいね。
〇以下、重名氏テキスト一部引用
カウンター奥の壁面に4つのアーチを組み合わせたブラックチェリー材のパネルを設置した。店名の「parc」の4文字のアール部分を表していたり、建物の丘のような形状を表していたり、カフェの母体であるレストラン「ポンヌフ」が意味する橋の形状を表していたり、お菓子のようなふわふわした形状に様々な意味を込めた。アーチ形状は浦辺が多用したモチーフでもある。
各所で使用したブラックチェリー材は初めはやや淡い色味であるが、時間の経過とともに飴色に変化する。既存の木部やタイルの色に徐々になじんでいくことで、どこが今回新たに作った部分か分からないようにしたいと思った。バラ科の植物ということも採用の一因となった。
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https://architecturephoto.net/164816/
parc(パルク)
【住所】岡山市北区撫川1592-1
【parc・HP】https://parc-okayama.com
【parc・instagram】https://www.instagram.com/parc.rsk/
【設計】studio juna 重名秀紀
【施工】株式会社ミナモト建築工房
【撮影】しんめんもく 後藤健治