2021.04.3
創業が平成3年4月3日の株式会社ミナモト建築工房。
令和3年4月3日を以て創業より丸30年となりました。これまでにご縁を頂いた920組のお施主様のおかげで私たちはここまで育つことができました。この場を借りて心より御礼申し上げます。
先日20年前にお引渡ししたお施主様のお宅を訪問する機会に恵まれました。焼物や織物が趣味の奥様は、暮らしの中に自分の作品を取り入れて、とても素敵な生活を楽しんでおられました。
新築当時の社長や担当者、大工とやりとりした一つ一つを思い起こしては言葉に紡ぎ、時折涙ぐむ姿に、ハコとしての家だけではない「なにか」をお客様と共有してきたのだと実感しました。
また本日、ある1組のお施主様の上棟式をおこないました。
奥様が赤ちゃんを抱えながら梯子を昇り、ご主人が見守りながら上のお子さんも上手に昇りました。
おじいちゃんとおばあちゃんも気を付けて昇った先にある、棟が上がったばかりの2階の景色。
家族みんなで心を一つに手を合わせ、これから築いていく幸せを願いました。棟上げ、1,000年続く日本の建築文化。
帰り際におばあちゃんから初めてのことで感動しました、との言葉を頂き、ここにもまた「なにか」があることを実感しました。
きっと「なにか」とは感動の物語のこと。
創業者源家会長が30年前からスローガンにしてきた「1邸感働、全邸感働」。30年を迎えた今日、改めてそう感じました。
良いことばかりでもありません。たくさんのお施主様にお叱りの声も頂いてきました。その度に私たちは同じ過ちを繰り返さないようにと成長してきました。
今後もお叱りを頂くことがあると思います。その時も決して逃げず、真摯に向き合ってできる精一杯の対応をさせて頂きたいと思っております。今後ともご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。
そして最後にこの場を借りて。ここまで一緒に苦楽を共にしてきたみなもと会のみなさん、いつも本当にありがとうございます。
そしてミナモト建築工房、そしてくらしのたねのみんな、いつも本当にありがとう。
源家会長と広瀬さんの2人で始めたミナモト建築工房も気が付けばこんなに大所帯になりました。
31期を迎えた株式会社ミナモト建築工房。今年度目指すは、累計1,000組のお施主様への新築お引渡しです。
1邸感働、全邸感働。今日からまた気持ち新たに、宜しくお願いします。
令和3年4月3日
株式会社ミナモト建築工房
代表取締役社長 青江整一