大自然と一体化する
シンプルモダンな家
周囲の自然と調和しつつ、緑が映えるベンガラ色の外壁が印象的なI様邸。149坪の奥行きのある敷地を生かし、1階を東西に広げ南に面する部分を多くしたことで、横長の特徴的な外観に。
玄関は自転車が余裕ではいる広さの土間、そこからシューズクローゼット、キッチンへとつながる毎日の生活に配慮した間取りになっています。もう一方は、米杉板の天井が誘導する廊下を通ってのリビングへの入り口。スーッとリビングの奥まで続く米杉の天井は、縁側の軒下と揃えることで視覚的にウチとソトの空間をつなぐ役割も果たしています。
LDKは天井が勾配になっており、22.5帖の空間にさらに広がりを持たせ、南側の全開口の窓を開け放つと隣の竹林のすがすがしい空気が室内に流れ込み、森林浴をしているようで気持ちいいんです、と奥様。休日には縁側の前に植物を植えたりと、ご夫婦で庭づくりも楽しんでいるそう。
また、テレビまわりは階段下を利用した収納に配線を収めることで見た目に美しく、掃除もしやすくなっています。
リビングの奥にある和室も裏山の木々と石積みを借景として切り取るよう窓を配置し厳かで心安らぐ空間に、2階は自宅でお仕事もされるご主人が集中できる空間になっています。